地方議会の不人気ぷりが酷い状況になっている、議員のなり手不足に拍車がかかり、定員割れや無投票の議会が選挙ごとに増えている。
そもそも議会を簡単に言えば、行政の意識決定機関であり、行政の監視役が議会になる。
行政がおこなう事業に対してYES、NOを決め、その事業が不正なく正しく行われているか見ることになる。
しかし、昔にくらべて今の行政ってとても優秀で不正なんてほとんど無いし、しっかり仕事してくれてるし、住民や将来の事を考えた事業が主なので、議会としては指摘するところがほとんど無い。
そうすると議会って必要ないくね?って思われがちなんだけど、議会が存在しているから正しくあろうとしているのも事実。
もしも、議会が無ければ結構やりたい放題だと思う。
完璧に正しい人っていないと思うんだ。
人間て欠陥だらけの生き物だから、ミスもするし間違いもある。
行政の人たちが住民の声を100%聞けている訳も無い。
だから議会がそこを補完する役目でいる。
そして、議員は住民からの監視がある。
住民→議員→議会→行政
住民が議員を見ていて、議会が行政を見る。
こうした監視関係にあるから不正を抑えている。
住民→行政
住民が行政に対して注意する事もあるけど、予算や事業まで監視するとなると大変なことになってしまう。
なぜって、事業や予算を決めて執行するたびに住民投票やってたら、大変な時間と予算がかかってしまう。そんなこと毎回やってたら毎日何枚もの決議資料が送られてきて、投票しなくちゃならんので、住民からクレームの嵐になる。
議会がある事で住民のメリットが高いという訳だ。
なんせ、議員だけ監視しとけばいいから。
話を戻すが、そうなると議員は監視対象となるのだが、地方議会での議員報酬は格安だ。
監視されてる上に、議会に出席すると時間も取られるし、勉強もしなきゃならんとなると、議員やりたいと思う人がどれほどいるのだろうか?
国会議員みたいに沢山の議員報酬があれば別だが、地方議会の議員のメリットは少ない。
だから、地方議員のなり手が少なくなっている。
あともう一つ理由を上げれば
議会が変わらない事
議会はこうあるべきという固定概念がつきまとう。
そのため、昔の体制のままだったりすることが多い。
時代に合わせて議会自体が変わらない限り未来はないと思う。
だから、地方議員なんて要らないと言われてしまう。
議会も選挙も昔のままで良い訳が無い。
もっと変わらなければ、本当に日本は衰退する。
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